第二章 化学教室編


ここの科学教室は魔法やアイテムに使う薬品を扱っている。

もっとも、調合法は秘密だけど。


ショウたちは、次の調査場所に化学教室を選んだ。

ここから怪しげな気配が漂っているからだ。


「お〜〜〜い。」


何者かの声が聞こえる。


「誰だ、貴様は。」


「ああ、ボクはアイテムの管理してるんだよ。」


声の主はレイの問いに答えた。


「君も生徒?」


「そう、アイテムとか使うのが得意なんだ。魔法はヘタだけど。」


「見かけない顔だな。」


声の主に対して、レイが尋ねた。


「そうかな、印象薄いのかな、ボク。」


「とにかく姿を現せ。」


声の主が現れた!

声の主はなんと一人の少女だった。


「ボクはスーだよ。」


「貴様はこんな所で何をしている。」


「アイテムをちょっともらっていこうかと思ってね。」


このふたりの会話にショウが加わった。


「ねえレイ。」


「ん、なんだよ。」


「試験は三人一組だから、この子も連れて行かない?」


「んなの俺が決める。」


「ね、ボクはアイテムとか得意だから、一緒に行かない?」


「スーもこういってるし・・・。」


ふたりの説得に負けたのか、レイはついに観念した。


「ちっ、しょうがねえ。ただ、少しでも邪魔ならすぐに出て行ってもらうぞ。」


「うん、わかったよ。」


こうして、スーが仲間に加わった。


「ふふふ・・・。」


不気味な笑い声とともに、あたりにモンスターの気配が漂った。


「なんだ?」


「敵か?」


敵が現れた!


「とりゃー。」


レイの剣が空を切った!

手ごたえはないようだ・・・。


「く、またかよ・・・。」


「どうしたの、レイ君。」


「スーか・・・。お前もアイテムとか使ってみろ。」


「分かったよ。ボクやってみる。」


スーはアイテム「光のかけら」を使った。


「ぐわあああああ。」


それと同時にモンスターどもの悲鳴が聞こえた。

奴らは消え去った・・・。


「スー、やるな。」


「ま、そのアイテムに免じて認めてやるよ。」


「うん、ありがとう。」


「しかし、なぜ敵は俺たちの居場所がすぐに分かるんだろう。」


「単にどこでもいるだけじゃない?」


「数だけは多い雑魚め・・・。」


「でも、たしかにショウ君の言う通りかもしれないね。」


「どういうことだ?」


「だって、全て待ち伏せするほど数が多いとも思えないし。」


「そう・・・だな。」


「そうだよ。」


そして、スーは聞こえないようにつぶやいた・・・。


「ふふふ。だって、ボクが集めてるのだから・・・。」


闇はますます深まっていく・・・。


第二章 終わり


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