第三章 物理教室編


ここ、物理教室では、剣術などの攻撃の理論を説明する教室である。

よって、練習用の武器が大量においてある。


「ねえ、レイ。この物理教室から怪しい気配がしない?」


「そうだな・・・。」


レイも大分打ち解けてきたのだろう。

最初の高飛車な態度がだんだんと和らいできている。


「いってみる?」


「わかった。」


三人は、物理教室の中に入っていった。


「ぐははは、待っていたぞ。」


「何者だ!」


見ると、そこには剣のようなものがしゃべっていた。

どうやら、魔法によって動いているらしい。


「私は見た通り剣の魔物といったところかな。」


・・・。

自分で正体を名乗る敵も珍しいと思うが。


「とにかく怪しい、一気に倒すぞ!」


レイの掛け声とともに戦闘が始まった!


レイの剣が敵に命中した!


「ぐわあああ。」


剣のような魔物は消え去った。


「しかし、やけにあっさり倒れたな。」


「確かに・・・。」


レイもかなり気になっているようだ。


その時!

なんと、あの魔物が復活していた。


「そんな・・・。」


「ふっ、そんな簡単にくたばるとは思わなかったが・・・。」


再び、レイの剣が敵を切り裂いた!


しかし、またもや消えてしまったが、倒したようではなかった。


「ふふふ。」


そして聞こえる闇の声。

これはまた魔力の元のようなものがあるようだ。

ショウはそう感じていた。

そして・・・。


その発信元が、いまだつかめぬまま敵との終わりのない戦いが続く。


「くそ、キリがねえ。」


「せめて、どこにいるか分かればいいんだけど・・・。」


「ねえ、本体はアレじゃない?」


ふと、スーが話に加わった。

見ると、一体だけ大きな剣があった。


「あれは、この学校に伝わる伝説の剣だな。」


「え、この学校にそんな剣があるの?」


「ああ、あれは学校が出来た頃の話・・・。」


レイは語り始めた。

その内容はこうだ。

学校が出来た頃、一匹の山犬がいた。

その山犬は、魔力を吸い取り、巨大化して人々を襲っていた。

そこで、当時教師だった人物がその剣を持って、退治したという。


「そうか、そんなことが・・・。」


「ああ、だからあれは伝説の剣だと言われる。」


すると、その剣が話しかけてきた。


「ふふふ、この私が倒せるかな?」


「けっ、山犬ごときと戦ったような剣に負けるかよ。」


伝説の剣は、三人に攻撃を仕掛けた!

この剣は、今までとは違って攻撃力が少し高いようだ。


「少しはやるじゃねーか。」


「じゃ、ボクが戦うよ。」


不意に、スーが割り込んだ。

そして、アイテム「炎の秘宝」を使った。


「そ、それは・・・ぐわああああ。」


大きな剣は跡形もなく消え去った。

それは、全てが終わりを告げたように見えた・・・。


だが、主人公たちは気づかなかった。

まだ闇の気配が残っているとも知らずに・・・。

そして、真の敵はすぐそこにいることを感じずに・・・。


第三章 終わり


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