第八章 授業教室編 その2
ついにショウたちは自分の教室にたどりついた。
ショウの思惑通り雑魚を倒し続けたおかげで相当力はついたようだ。
「ここが僕たちの教室・・・。ここに何かヒントがあるかもしれない・・・。」
「あと、練習も、だろ。」
「ああ・・・。」
ふと、ショウはある紙切れを見つけた。
それは、古い名簿だった。
その当時の担任は、「リョウ」と書かれていた。
「まさか・・・。そうか、ここは父さんがいた教室でもあるんだ。」
「というと、リョウ先生が担任していた・・・?」
「そうらしい。父さんはこのクラスをもっていたみたいだし、実技担当の教師でもあったのかもしれない・・・。」
「じゃ、ここに手がかりがあるかもしれないわね。」
「そうだな・・・。それじゃ、探してみるか。」
ショウたちは、早速手がかりを探し始めた。
だがしかし、そう簡単には見つからなかった。
しばらくして、カーツが怪しげな文字を見つけた。
「おい、これ見てみろよ。」
そこには「魔 封じる 剣 心 強き者 導く」と書かれていた。
「どういうことだろ?」
「そうねぇ、私は、心が強いものが魔を封じることが出来るのだと思うわ。」
「つまり、魔を封じる剣は心の強いものを導く、と?」
「すると、心の強さに比例して効果が上がるようだな。」
「そうだね。」
「心の強さ、か・・・。」
「確かに、どうやって強くすればいいか分からないわね。」
突然、ショウは思い出したように言い出した。
「待てよ・・・。そういえば、これどこかで・・・。」
「どこでだ?」
カーツは少しあせっているようにも見れた。
「そう、あれは母さんの口癖の一つにあったんだ。」
「というと?」
「あれは続きがあって、「魔封じる剣心強き者導く、其れ即ち協調の心。魔滅する剣体強き者導く、其れ即ち努力の心。魔操る剣技強き者導く、其れ即ち創造の心。三種の心揃いし時、其れ即ち伝説の剣を生ずる也。」ってね。」
カーツはその言葉を理解したようだ。
「なるほど・・・。つまり、この剣は協調することで強くなるわけだ。」
「それだけじゃない、全てをきたえることで強くなるらしいわね。」
「そうだな・・・。」
「今この状況に置き換えてみると、レイやみんなを助けるために力を合わせるのが「協調」、魔物を倒して力をつけるのが「努力」、そして、「創造」は・・・。」
「新しいものを見つけ、使いこなす。僕の場合は自分で技を編み出す、といった所かな。」
「そう、そんな所だ。だから、今は創造を考えよう。ただ振り回すだけではだめなんだ。」
「そうよね・・・。例えばさ・・・。」
カーツはスーの言葉をさえぎろうとした。
だが、その前にショウ自身がさえぎってしまった。
「待って、スー。これは僕自身で考えなければならないと思うんだ。」
「そう・・・だな。」
カーツも大体同意見のようだ。
「だから、二人は他の手がかりを探して欲しいし、自分の修行もして欲しいんだ。」
「わかったわ、でも無理しないでね。」
「うん。」
こうして、ショウの修行が始まった。
果たして、新しい技を生み出すことは出来るのか?
そして、ルノの動きは?
第八章 終わり